テニスの安定性を上げる練習メニュー:目標の数字、スコア、週間ログ

PaceのTennisAIチーム · 公開日 · 読了目安 8分

結論

テニスの安定性を上げる最良の練習メニューは、超えるべき数字をくれます。ラリーの回数、サービスラインを越えて着地するボールの割合、ネットの上を通す目標の高さです。ラインのかなり内側を狙ったクロスのラリーから始め、ボールを全て数え、目標を別々の2回のセッションで達成してから、難しくします。数字は書き留めてください。週ごとの数字は、調子のいい1日では見えない上達を示してくれます。

安定性とは、動いているときやプレッシャーがかかったときも含めて、似た質のボールを何度も続けて打てることです。測ることができるので、ここの練習メニューには全て数えるものがあります。目標は出発点としての提案であり、公式の基準ではありません。

ラリーの長さとアンフォーストエラーが大事な理由

アンフォーストエラーは、相手のショットに大して困らされていないのに、相手にポイントを与えてしまうミスです。ハードコートでの男子プロの試合8試合を調べた小規模な研究では、ゲームを取った側のほうが、ウイナーが多く、アンフォーストエラーが少ないという結果でした。クラブレベルの根拠はもっと少なくなります。見つかった最大の公開データは、事業者のものです。テニスアプリのSwingVisionが、自社のユーザーのデータから、以下の数字を公表しています。

NTRPレベル(SwingVisionのデータ)1試合あたりのアンフォーストエラー1試合あたりのウイナー
2.57.874.89
3.011.427.77
3.512.378.60
4.012.398.77
4.511.748.57
5.011.319.13

SwingVisionは、これらの数字を、8,600万を超えるショットと、25万を超えるセッションから出したと報告しています。アプリのユーザーだけのデータで、レベルをどう割り当てたか、エラーをどう分類したかは示されていないので、慎重に読んでください。このデータでは、5.0の選手の1試合あたりのエラー数は、3.0の選手とほぼ同じです。表からは、エラー1つにボールが何球かかったかはわかりません。鍛えられるのは、その数字です。

1球あたりの数字としては、プロの試合のMatch Charting Projectのデータを使ったプレプリント(査読前)が、1球あたりのアンフォーストエラーを、ATPツアーで平均8.0%、WTAツアーで8.6%としています。約12球に1回のエラーです。その選手たちは、練習のラリーよりはるかに難しいボールに対応しているので、目標にはなりません。ただ、自分を測る有用な方法は示しています。エラー1回あたりのボールの数です。

セルフテスト:安定性はどこで崩れるか

練習メニューを始める前に行います。パートナーがいれば約15分です。

  1. ラリーの回数: ベースラインから中程度のペースでクロスにラリーします。3回試し、最高の回数を書き留めます。
  2. 深さのカウント: ベースラインから20球打ち、サービスラインを越えて着地した数を数えます。
  3. ミスの集計: 20球ミスするまでラリーを続けます。ミスごとに、ネット、ロング、ワイドのどれかを記録します。

集計を見れば、最初に直すべきことがわかります。

ミスの多くは最初に確認すること次のステップ
ネット狙いが低すぎる、インパクトが遅い、スイングが平らショットがネットにかかる理由を読む
ロングパワーが強すぎる、ラケット面が開いている、スピンが足りないショットがロングになる理由を読む
ワイドラインに近すぎるところを狙っている、方向を変えるのが遅い下のターゲットゾーンの練習をする
均等に混ざっている準備が遅い、間隔が悪い、急いでいるスイングを約3分の1遅くして、もう一度テストする

数字の目標がある6つの安定性練習メニュー

ネットの高さは、センターで0.914m(3フィート)、ポストで1.07m(3.5フィート)なので、クロスのボールはネットの一番低いところを通ります。サービスラインはベースラインから5.49m(18フィート)です。

練習メニュー設定目標鍛えるもの
ミニテニスのカウント2人ともサービスボックスの中30回連続インパクトとコントロール
クロスのカウント片方の対角線上で、ベースラインからベースラインまで、中程度のペース両方の対角線で20回連続ラリーの長さ
深さのラインサービスラインを越えるように、次にベースラインの2.74m(9フィート)内側の印を越えるように狙うサービスラインを越えるのが20球中14球、次に印を越えるのが20球中10球深さ
高さの窓ネットの約1m(3フィート)上を狙う。それより低いと、パートナーが「low」と声をかける声がかからないのが20球中15球ネットの上の高さ
ターゲットゾーン各サイドラインの1.5m(5フィート)内側にゾーンを印して狙うゾーンに入るのが20球中12球方向と余裕
ポイント前に10球10球のラリーの後でだけ、通常のポイントをする。10球の前にミスしたら、ラリーをやり直すやり直し5回以内で7ポイントに到達プレッシャー下での安定性

ターゲットゾーンがラインの内側にあるのには理由があります。ラインを狙うと、外側へのわずかなミスでもアウトになります。1.5m(5フィート)内側を狙えば、同じミスでもボールは入ります。高さの窓はあくまで出発点です。コーチによって意見は分かれ、適切な高さは、パワー、スピン、立つ位置で変わります。パートナーがいない場合は、1人でできるテニス練習にある壁打ち版を使ってください。

練習メニューを難しくする方法

変えるのは一度に1つずつ、順番はペース、方向、動き、プレッシャーです。目標を別々の2回のセッションで達成したら、次に進みます。回数が目標の半分を下回ったら、1段階戻します。

研究は、ターゲットを変えることを支持していますが、限界もあります。9〜10歳と18〜19歳の男子80人を対象に、18回のセッションを行った研究では、ターゲットを変える練習のほうが、1つのターゲットでの練習より、転移テストでのフォアハンドの正確さが高くなりました。テニスの授業を受ける大学生83人を対象にした別の研究では、技能が低い学生は、1つのストロークを繰り返すブロック練習のほうが良い結果でした。単純なルールが導けます。ストロークがまだ新しいなら、ターゲットは1つのまま。安定しているなら、ターゲットを頻繁に変えます。

数週間にわたる安定性の記録のつけ方

記録すること方法何がわかるか
クロスの最高記録同じペースで3回試した最高3週間変わらないなら、ミスの集計を確認する
深さのスコアサービスラインを越えたボール、20球中14を超えたら、印をもっと深くする
高さのスコア「low」の声がなかったボール、20球中10を下回ったら、狙いを上げる
ミスの集計ネット、ロング、ワイド、20球中一番多いミスが変わったら、重点を変える
エラー1回あたりのボールの数撮影した10分のラリーから数える。自分が打ったボールの数を、自分のエラーの数で割る週ごとの主な数字

セルフテストは2週間ごとに、できれば同じパートナーと繰り返してください。強いパートナーだと数字が変わるからです。

回数からはラリーが途切れたことがわかり、動画はその理由を示す助けになります。2週間ごとに1つのラリーのブロックを撮り、最初のほうのボールと最後のほうのボールを比べます。回数が増えるにつれて準備が遅くなるなら、プレッシャーか疲れが技術を変えています。TennisAIのProgressタブでは、セッション履歴と技術スコアを見ることができ、ストロークでセッションを絞り込めて、セッションごとの変化率も表示されます。各スコアは自動の推定値として扱い、カメラの角度は同じにして、傾向を見ましょう。次にどの練習メニューを試すか迷ったら、AI Coachに聞けます。クイック質問の1つが"What drills help with consistency?"(安定性を上げる練習メニューは?)です。

TennisAIのAI Coachチャット。"What drills help with consistency?"などのクイック質問が並ぶ
TennisAIのAI Coachチャット。"What drills help with consistency?"などのクイック質問が並ぶ

これらの練習メニューを1週間の予定に組み込むには、4週間のテニストレーニングプランを使ってください。

よくある質問

テニスで安定感を出すには?

ラインのもっと内側、ネットのもっと上を狙い、スイングを少し遅くして、超えられる回数の目標で練習します。ミスの集計を見れば、最初に直す問題がわかります。

テニス練習のラリーの目標回数は?

公式の基準はありません。提案としては、ミニテニスで30回連続、ベースラインから中程度のペースでクロスに20回連続を目指し、その後でペースを上げます。

テニスの試合で、アンフォーストエラーはどのくらいが普通?

SwingVisionが自社のアプリのユーザーから公表したデータでは、平均はNTRP 3.0から5.0で1試合あたり約11〜12、2.5では7.87でした。SwingVisionはエラーの分類方法を示していないので、おおまかな目安として見てください。

ストロークはネットの何センチ上を通せばいいですか?

ラリーでよく使う最初の目標は、ネットの約1m(3フィート)上です。コーチによって意見は分かれ、適切な高さはパワー、スピン、位置で変わります。

自分のプレーで確かめてみよう

練習や試合の動画をTennisAIにアップロードして、フォアハンド・バックハンド・サーブのフィードバックを受け取りましょう。

App StoreでTennisAIをダウンロード

TennisAIの仕組みを見る

参考資料

  1. SwingVision blog:The real data behind every NTRP level(事業者のデータ)
  2. Peiris, Epasinghege Dona & Swartz, arXiv preprint(2024):Analysis of the impact of unforced errors in tennis
  3. Martínez-Gallego et al., Journal of Sports Medicine and Physical Fitness(2019):Analysis of men's professional tennis on hard courts
  4. Douvis, Perceptual and Motor Skills(2005):Variable practice in learning the forehand drive in tennis
  5. Hebert, Landin & Solmon, Research Quarterly for Exercise and Sport(1996):Practice schedule effects on low- and high-skilled students
  6. World Tennis(旧ITF):2026 Rules of Tennis(コートとネットの寸法)

この記事はテニスのトレーニングに関する一般的な情報であり、コーチや医師のアドバイスに代わるものではありません。痛みがあるときは中止して、専門家に相談してください。TennisAIは、このブログの発行元であるPaceが開発しています。

テニス動画にAIがフィードバック

アプリを入手