古い写真を印刷用に高画質化する方法と、どこまで大きくできるか

Photoldチーム · · 読了時間 7 分

スライダーで、少女のぼやけたポートレートと、より鮮明に高画質化した版が左右に分かれている

古い写真をどのくらいの大きさで印刷できるかは、横と縦の画素数を300で割ると、わかります。それが300ppiで印刷したときのインチ数で、手に持って見るプリントの標準的な目標です。1500 × 2100 pxのファイルなら、13 × 18 cm(5 × 7インチ)になります。

写真を印刷に向けて整えるには、先に修復し、カラーがほしければ次にカラー化し、最後に高画質化します。そして、大きなプリントにお金を払う前に、小さなテストプリントを1枚注文しましょう。

印刷サイズごとに必要な画素数

印刷サイズ300ppiでの画素数主な用途
10 × 15 cm(4 × 6インチ)1200 × 1800 pxアルバムのページ、小さな額
13 × 18 cm(5 × 7インチ)1500 × 2100 px机や棚に置く額
20 × 25 cm(8 × 10インチ)2400 × 3000 px棚や壁に飾るポートレート
30 × 40 cm(12 × 16インチ)3600 × 4800 px壁に飾る大きなプリント

計算は「インチ × 300」です。逆に、画素数を300で割るとインチ、インチに2.54をかけるとセンチメートルになります。

同じ計算がスキャンの説明にもなります。10 × 15 cm(4 × 6インチ)のプリントを300dpiでスキャンすると1200 × 1800 pxになり、同じ大きさで印刷するには十分です。縦横2倍の20 × 30 cm(8 × 12インチ)で印刷したいなら、600dpiでスキャンします。米国議会図書館は、300dpiがよい出発点であり、プリントを高い解像度でスキャンしても傷みが写るだけになりがちだとしているので、本当に拡大するつもりのときだけ上げましょう。

ファイルの画素数の見方

  • 横と縦の画素数を探す。パソコンならファイルのプロパティや情報パネルに表示され、画像編集ソフトでも確認できます。
  • メガバイトは気にしない。ファイルサイズは圧縮で変わるので、どれだけ大きく印刷できるかはほとんどわかりません。
  • 実際に送るコピーを確認する。チャットアプリを通ったファイルは、元のファイルよりずっと小さくなっていることがよくあります。
  • 約束ではなく結果を見る。高画質化ツールには、画素を増やすものと、今ある画素を整えるだけのものがあります。高画質化したら、新しいファイルのサイズを読んで、表と比べてください。
  • 縦横の比率も確認する。これらのサイズは比率が違い、正方形のスナップ写真はどれにも合いません。トリミングするか、余白を残すか決めましょう。「写真修復」は設計上トリミングをしないので、その判断はあなたに残ります。

鑑賞距離がぼやけを許してくれる

300ppiという目標は、読書の距離で手に持って見るものの話です。壁に飾る大きなプリントはもっと離れて見るので、1インチあたりの画素数は少なくても足ります。実際にどうなるかは、ファイルの横の画素数を、プリントの横のインチ数で割ると、わかります。

たとえば、2400 × 3200 pxのファイルで、30 × 40 cm(12 × 16インチ)のプリントを作りたいとします。計算すると200ppiです。近くで見ると、顔にぼやけを感じるかもしれません。部屋の向こうからなら、感じないかもしれません。決まったルールはありません。決着をつけてくれるのが、次に紹介するテストです。

プリントを注文する前に、修復とHD高画質化でスキャンがどう変わるか見てみましょう。Photoldを試す

正しい順番:修復、カラー化、最後に高画質化

各ステップは前のステップの結果から作業するので、順番が大切です。Photoldでの流れを紹介しますが、考え方はどのツールにも当てはまります。

  1. 修復。「写真修復」を使うか、粒子を残してシャープ化もしたくなければ「傷の除去」を使います。先にきれいにしてください。シャープにすると、傷やシミが隠しにくくなるからです。
  2. カラー化(カラーにしたいなら)。別の工程で、色は記録ではなく、もっともらしいものです。白黒版も残しておきましょう。
  3. 最後に高画質化。「HD高画質化」は、ディテールをより鮮明にし、ノイズをやさしく抑え、局所的なコントラストを整えます。1回だけかけます。ひどくぼやけている写真は、先にぼやけた古い写真を鮮明にする方法を読んでください。よりよいスキャンのほうが効果的なことがあります。
  4. それぞれのバージョンを保存する。わかりやすい名前で、手を加えていないスキャン、修復版、印刷用の最終ファイルを残します。
  5. トリミングは最後に。サイズがわかったら、プリントの比率に合わせます。
白黒の家族写真と、同じ写真を修復してカラー化したものが並んでいる
カラー化は最後の高画質化より前に行い、白黒版も取っておくと安心です。Photoldアプリのイラストです。

高価なプリントの前に、小さなテストを1枚

画面は光り、紙は光らないので、写真は見えていたよりも暗く印刷されることがよくあります。小さなテストには2種類あり、わかることが違います。

  • 全体の確認。写真全体を10 × 15 cm(4 × 6インチ)で印刷します。階調、色、トリミングを確認します。
  • 等倍の切り出し。大きなプリントがどれだけ鮮明に見えるかがわかります。上の例では、最終プリントは200ppiです。顔のまわりの800 × 1200 pxを切り出して10 × 15 cm(4 × 6インチ)で印刷すると、これも200ppiです。顔は壁に飾ったときと同じ大きさと鮮明さで現れます。
  • 同じお店、同じ紙。最終プリントを作るお店でテストを注文してください。紙も機械も違うからです。
  • 実際の距離から判断する。その部屋で立つはずの距離まで下がって見ます。

このプリントがプレゼントなら、修復した写真を使ったギフトのアイデアに、こうした作業にどれだけ余裕をみておくかのアドバイスがあります。

ファイルが小さすぎるとき

  • プリントに戻る。小さい写真なら、高い設定で再スキャンします。またはスマホで古い写真をスキャンする方法を参考に、よりよいコピーを撮り直します。
  • よりよい元を探す。小さなファイルしか手元にない写真のプリントを、親族が持っているかもしれません。
  • ワンサイズ小さく印刷して、広めのマットを使う。20 × 25 cm(8 × 10インチ)の額には、まわりにマットを付けて13 × 18 cm(5 × 7インチ)のプリントを入れられ、壁に飾ってもしっかりした存在感があります。

よくある質問

古い写真を印刷するには、どのくらいの解像度が必要ですか?

近くで見るプリントの標準的な目標は300ppiです。10 × 15 cm(4 × 6インチ)なら1200 × 1800 px、20 × 25 cm(8 × 10インチ)なら2400 × 3000 pxになります。

1200 × 1800ピクセルの写真は、どのくらいの大きさまで印刷できますか?

300ppiなら10 × 15 cm(4 × 6インチ)です。200ppiなら約15 × 23 cm(6 × 9インチ)で、少し離れて見れば問題ないこともあるので、先に切り出しをテストしてください。

ppiとdpiは同じですか?

厳密には、ppiはファイルの画素、dpiはプリンターのドットを指しますが、スキャナーやプリントショップでは、どちらもdpiと呼ぶことが多いです。このガイドの計算では、どちらも300を使って構いません。

高画質化すれば、印刷できる大きさになりますか?

それだけでは足りません。高画質化したファイルの画素数を、印刷サイズと照らして確認してください。AIはもっともらしいディテールを足すのであって、取り戻すのではないので、よりよいスキャンのほうが効果的なことがよくあります。

出典

直したい古い写真はありませんか?

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